世代に伝える悲劇の記憶と教訓 シベリア抑留1945~1956⇒2024 

たった一人で46,300人の死亡者名簿を作った

村山常雄さんの仕事を知る回顧展


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 戦後ソ連・モンゴルに抑留されて亡くなった犠牲者の名簿がカタカナで発表され、正確さに欠けていることに怒り、70代になってから10年間かけてたった一人で名簿をパソコンに打ち込み、漢字名を探し当てながら死亡者名簿を作成・発表された村山常雄さんが亡くなられてから今年は10年になります。

 2020年から毎年8月にこの名簿の46,300人の名前を4日間かけて読みあげる犠牲者追悼イベントも行っていますが、改めて村山常雄さんの超人的な仕事を振り返り、シベリア抑留の歴史と教訓を考えます。併せて、抑留体験者が描いた絵画、貴重なスケッチも展示します。カザフスタン抑留体験者の絵(飯野珪次郎氏画・文)を初めて紹介します。ふるってお越しください。  

●日時: 2024年 5月10日(金)~17日(金)11:00~19:00 *オープニング5/10 14:00 *最終日5/17 17:00まで <入場:無料>

●会場:千代田区立九段生涯学習館2F「九段ギャラリー」(地図下記)

(東京メトロ東西線・半蔵門線、都営地下鉄新宿線「九段下」駅下車 6番出口すぐ前、千代田区九段南1-5-10) 

●主催:千代田・人権ネットワーク  ●共催:シベリア抑留者支援・記録センター

●連絡・問合せ先:☎080-5079-5461 E―Mail:cfrtyo@gmail.com 

●協力:岩井孝吉・戦争体験を掘り起こす会・戦場体験放映保存の会・history for peace

 ●主な展示作品・資料●

・村山常雄さん名簿作成資料・遺品(名簿原稿、フロッピーディスク、地図、写真など)

・飯野珪次郎画・文『カザフスタン抑留生活記録 砂に描く』(22点)

・増田信彦シベリア抑留体験画(油絵4点)

・小岩道男画・文『在ソ生活絵集 1945.10.8.-1949.12.10.』

*関連ビデオも会場で上映予定 

 

                            砂漠の埋葬

   カザフスタン・クズウォルダのダム工事現場 

 

  バイカル湖(増田信彦)           ラーゲル(増田信彦)

 

        『在ソ生活絵集』(小岩道男、1950年)


ギャラリー・トーク(毎日14:00~15:00)】

ゲスト:5/10呉正男さん、5/11*第5回村山常雄記念シベリア抑留研究奨励賞贈呈式、5/12「村山常雄さんを語る」①(原田義也、西澤隆、イリーナ・ゴルデエワ、小林昭菜、青島顕さん)、5/13②(栗原俊雄さん)、5/14・15・16・17(有光健)<*5/14-17はZoom中継はありません。>

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